先日、本証券マン(仮にBさんとします)と話す機会があり、株や為替、将来の日本に対する懸念など、幅広く話をお聞きしました。
中でも2019年以降のの株式相場の予想を「参考意見として」と前置きがあった上で話を聞くことができました。
2019年以降の相場予想
Bさんによると、2019年以降は株安が進むと見ているとのことです。
一番の理由は、相場の10年サイクルに着目していることによるものだそうです。
相場の10年サイクル
相場の10年サイクルとは、過去をさかのぼると、約10年単位で株式相場のトレンドが作られてきたため、今後も同じような動きになると予想したものです。
10年単位で高値をつけ、次の10年で安値をつける、という流れになります。
日経平均の値動き
日経平均は、2009年3月10日にバブル崩壊後最安値となる7054円98銭をつけました。
その後、一時的に下がることもありましたが、長期的に見ると上昇トレンドに乗り、2018年10月1日に27年ぶりの高値をつけました。
そして、その次の日、2018年10月2日に24270円62銭をつけて以降、現在に至るまで下降トレンドに乗っています。
次の節目は2019年
過去10年を遡ると、2009年3月に安値をつけ、2018年10月に高値をつけました。
しかも現在は下降トレンドに乗り株安が進んでいます。
こういったデータを並べると、相場の10年サイクルはすでに下向きに動いており、この先約10年間は下降トレンドに乗って年々株安が進むと予想することができます。
2019年問題
2019年最初の大きな問題として、1月16日未明、メイ首相のEU離脱案が英議会において大差で否決され、野党党首はメイ首相の不信任決議案を提出しました。
これにより、ハードブレグジット(合意なきEU離脱)の可能性がさらに高まりました。
また、米中貿易戦争は進展しているようですが、まだ続いており、問題が解決するまでは目が離せない状況ですし、トランプ大統領の気ままな発言に振り回されるのはこの先もも続くと思われます。
日本においては、10月の消費税増税が一番に上げられ、ついに日米通商協議が始まると予想されます。
2020年にはオリンピックが控えており、景気の冷え込みが目に見えて感じられる日もそう遠くはなさそうです。
株安に対する処方箋
では、10年サイクルと多くの問題から見て株安が予想される中、個人投資家としてはどう対処すべきかと言いますと、下がったら買うことだとBさんは言っていました。
10年サイクルは繰り返されるものであり、下がったときこそチャンスだと思い、タイミングを見計らって投資をすべき、だとアドバイスをいただきました。
そのためにはもちろん、資金に余裕がなければ不可能なので、チャンスのときに資金が投じられるように投資のための余裕資金は残しておくようにしたほうが良い、とも言っていました。
あとがき
元証券マンであるBさんの言葉は重みがありますね…。
僕は、Bさんの予想どおりに株安が進まないことを祈りつつ、もしそうなったときのために投資資金に余裕を持たせておくようにするつもりです。
ではまた!
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