先日、こちらの記事でFOMCを予想しました。
その結果と市場の反応をまとめました。
FOMC結果
まず、FOMCの結果を簡単にまとめます。
- 今回は利上げする
- 2019年は2回利上げの見通し
- 2020年は1回利上げの見通し
最近の株安の流れと、しつこく行われていたトランプ大統領の利上げ反対発言を無視した形となりました。
FOMC声明全文はBloombergのこちらの記事で読めます。
予想結果
さて、FOMCの結果に対して、はむねこの予想結果はどうだったかと言いますと、「利上げしない」だったので見事に外れました…。
市場の予想は「利上げする」だったので、市場の想定どおりの結果になりました。
ただ、利上げの予想は外れましたが、利上げをしたときのシナリオは今のところ半分当たっていました。
はむねこの予想では利上げが行われると、
- ドル安になる
- 株安になる
でしたが、このうちの「株安」に関しては当たりました。
市場の反応
NY市場の20日の終値ですが、それぞれ大幅に下落し、S&P500は1年3ヶ月ぶりの安値、ダウ平均株価は1年1ヶ月ぶりの安値、ナスダック総合指数も1年1ヶ月ぶりの安値をつけました。
それぞれ1年以上振りの低水準ということで、ここ数年堅調に推移していたアメリカ株式市場において、2018年がどれだけ株安に悩まされているかわかりますね。
為替の値動きですが、ドル円は112.09円から112.67円に反発、ユーロドルは1.1439ドルから1.1365ドルまで反落しました。
ユーロドルが大きく反落しましたが、FOMC前にEUがイタリアの修正予算案を承認した影響で上昇していたため、値幅が大きくなりました。
そのため、今回のFOMCは、株式市場には大きな影響を与えましたが、為替にはあまり大きな影響はありませんでした。
今後の市場の動き
年末までにアメリカの株安が改善するほどのイベントはないので、2018年はアメリカ株式市場にとってバッドイヤーとして終わりそうです。
ただ、2019年は以下のイベントが3月にまとまって襲い掛かります。
- FOMC利上げ検討時期
- 米中貿易摩擦の延期時期
- ブレグジット(イギリスのEU離脱)
FOMCの利上げは、2019年が2回だとすると、3月の利上げはないと予想されています。
ただ、米中貿易摩擦とブレグジットはまだまだどうなるか予想がつきません。
この2つのイベントが最悪のシナリオになると、世界に大きなマイナスの影響を与えます。
2019年3月には大注目ですね。
あとがき
2018年最後のビッグイベントが終わりました!
いつものFOMCは「祭り」と呼ばれるくらい盛り上がるのですが、今回はそこまで盛り上がった感じはありませんでした。
結果が市場予想どおりだったこと、アメリカ株式市場が重苦しい流れということが響いているのかもしれません。
さて、FOMCは終わりましたが、FOMCほどではないですが重要な経済指標がまだ控えているので、年末まで気が抜けませんよ。
2018年12月の重要経済指標一覧はこちらの記事で読めます。
ではまた!
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